時代を視る

2023年4月ニュースレター 時代を視る NO348

2023年4月10日

一般財団法人WIN WIN 代表 赤松良子

先月末、41道府県議会議員選挙の告示があった。3139人が立候補、うち489人が女性で、全体の15%となり、過去最高の比率となった。とはいえ、この比率、先進国中では最低のグループでとても自慢できる自代物ではない。とりわけ、全体の42%を占める自民党の候補者の女性比率がわずか6%と言うのだから、これが足を引っ張っている。

男女の候補者数ができる限り均等となることをめざすと定めた2018年の候補者男女均等法は自民党が与党である安倍内閣が成立させたのではないのか。勿論、現職の議員である男性に退陣をしてもらって女性候補者を立てるのが容易でないことは想像がつく。そういうケースが多いのは自民党だから、話が簡単ではないのも理解できる。しかし、長年にわたって政権を握り、国会での多数を占めてきているわけだから、日本の女性の社会的地位が低いこと、その原因が女性の政治参画が遅れていることについての責任が重く自民党にあることは感じてもらいたい。

そして、この4月10日で、参政権をgetして77周年を迎える日本の女性が、自覚すべきは言うまでもあるまい。それにしては、この統一地方選挙、盛り上がりがイマイチと感じるのは、私のヒガミであろうか??

海を隔ててアメリカでは、女性達がとんでもなく、盛り上がっている。と言っても、これはあまり立派な話ではない。トランプ前大統領が刑事裁判の被告として、起訴されたというので騒いでいるのである。

つい3年前まで、強大な権力を握り、大きな身体で世界中を飛び回っていた、あのトランプ殿が、である。罪状は、不倫の相手に口止め料を支払ったことだというから、これはまた話が小さいのでガックリ。

「どうせやるなら、デッカイことなされ!」という、若い頃覚えた「デカンショ節」を思い出した。相手の女性もTVに映っていたから、顔を見られたが、なるほどジイさん好みの可愛い顔だった。(イヤ、これは人権侵害になるから取り消し!!)

 

折角アメリカの大統領を話題にしたのに、話が落ちてしまった。日本の首相のウクライナ訪問とか、イギリスの総選挙とか、いろいろあったのに・・・。

WINWINの活動については、一寸良いことが、できそうなので、次回には具体的に書きたいと思っているので、乞う御寛恕!