時代を視る

2020年6月ニュースレター 時代を視る N0244号

2020年6月10日

win win代表 赤松r良子

今年の春は、コロナ騒ぎで楽しむ間もなく去っていった。見事な桜の花の下が、ガランとしている写真を見るのも寂しい思いであった。首相からお見舞いのマスクは届いたが、10万円はまだで、少し心配だが、まあ日本は安全な国だから大丈夫でしょう。マスクもまだだと言っている人もいるから、地域による格差が大きいのかしら・・・。これから暑さに向うので、もうマスクはしたくないという気持ちがしてくるが、TVでみる要人たちが皆さんマスク姿なので、やっぱり、暑さに負けず外さないでいるべきかと迷う今日この頃である。

しかし、このコロナ感染というのは空気伝染ではなく、接触伝染というのだから、人ごみに入らないことが肝要だということである。私は幸い、電車に乗らないでofficeへ行けるのでいいが、どうしても電車が必要な人は多いのだから、せめて時差通勤とか自宅勤務とかの制度を多くのofficeで取り入れるべきであろう。ところが、topの人達には車の送迎があって電車の混み具合などピンと来ないから、対応が遅れるというのがありがちである。それでも、日本は、今管理職の人でも若い頃は一般労働者だった経験があり、イギリスなどのように生まれたママということはあまりない。私も40歳を過ぎて、課長になり、ものすごいラッシュ時の電車にもまれなくて済むようになってホッとしたものである。あんな電車に乗ったら、人に接触するなといくら言っても、無理な話であろう。

先刻入ったニュースで、WHOがマスクの着用をPositiveに認めたという。6月5日に発表した指針で、これまで健康な人の着用を奨励していなかった姿勢を改め、一般に広く着用をすすめることにしたというのである

私達日本人は、コロナ流行以前から、冬になるマスクをし、風邪をひけばマスクをするという習慣があり、そのせいかどうかは明らかではないが、世界的にみてコロナのまん延、死亡率の低さは優等に属しているようで、そのこともWHOの判断に影響を与えたのかも知れないと思う。

何しろ日本では首相をはじめ、閣僚殆どが、閣議でもマスクをしている姿が年中報道されているのだから・・・。

なお、指針には、マスクの構造について、研究の結果をもとに製造の基準を記しているので、周知する必要があると思われる。

話変わって、横田滋さんが亡くなられた。87歳というから、年齢から言えば、日本の男性として十分生きたと言えるのだが、長い間待ち続けた愛娘との再会が叶わず逝かれたのは、さぞ無念であっただろう。(日本男性の平均寿命は81歳足らず)めぐみさんは、一体どこにどうして居られるのだろう?

首相はTVで、全力を尽していると述べていたが、何をされたのか私達にはさっぱりわからない。私が知っているのは、遺骨だといって渡されたものをDNA鑑定をしたら、めぐみさんのものではなかったということぐらいである。

残された夫人はさぞお辛いだろうと思ったら、TVで泣く事などない私でさえ、涙が流れた。いつまで続くぬかるみぞというのが、実状なのか?? でも何とか気を取り直し、御夫君の志を継いで頂きたい。国民は忘れてはいませんから、これからもがんばって頂きたいとお願いをしています。