時代を視る

2020年2月ニュースレター 時代を視る N0240号

2020年2月11日

win win代表 赤松涼子

嬉しい話題でなくて残念だが、お隣の中国で大変なことが起こっている。湖北省武漢市を発生源とする新型コロナウィルスによる肺炎が猛威をふるい、死者908人、感染者4万171人にのぼっているという(2月10日9時52分発表)。

日本政府はチャーター便(全日空)を出して邦人の帰国を促しており、すでに第三次、第四次。第五次も予定されている。

これとは別に、中国周辺を回遊してきたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」には3700人の乗客乗員に集団感染が疑われ、厚生労働省は、感染拡大を防ぐため、船客の上陸をストップし、2週間船内待機で潜伏期間を過ごさせ、発症者は神奈川県内の病院に収容したと伝えられた。

楽しいはずのクルーズ旅行が、とんでもない災難になった方たちはお気の毒だが、政府は真剣に同胞の保護につとめている様子なので、一安心した。上陸できない人達のため、食料はもとより、必要な物資に不自由することのないよう、停泊した港から、船へ入荷できるよう万全を期して頂きたいと願っている。

一方、苦しんでいる中国に人々への援助をぜひ充実させてほしい。良き隣人としての日本人の誠意を示すべき機会と捉え、何がしてあげられるかを考えよう。マスクが不足しているというから、マスクをプレゼントしたらどうだろうと考えていたら、日本ユニセフ協会へは、マスクを増産することの依頼があると聞いた。現在国内でも需要が増え、供給が追いつかないという話もあるが、我が国の生産能力を、こういう時こそ発揮して、増産にはげみ、必要な所へ供給したいものである。

これは80年前の話だが、武漢という町の名は、私達老人には忘れられないもので、その頃の日本人が、このあたりでひどい迷惑をかけたことがあった。個人的には関係があるわけではないが、そして小学生だった私に、責任がある筈もないが、日本人として申し訳のないことであった。

今、マスクを送ることで、少しでも、おわびの気持ちがあらわせたらと思うのは、虫が良すぎるかもしれないが、何もしないよりはましだと感じ、マスク提供につとめようと思うこの頃である。

もう一つの話題として、「桜を見る会」を考えたが、いろいろ報道を読むにつけ、話がこんがらがってきて、さっぱり一貫した筋がつかめない。一国の首相に関する話であるから、無責任な悪口を並べるのは控えるべきであろう。

貴重な税金を、個人の後援会の楽しみのために使ったりしないで欲しいと思うのは当然であり、納得のいく説明を得たいというのも常識だろうと思っているのは確かであるが・・・。