赤松政経塾

第十期5月赤松政経塾

2025年5月21日

第十期赤松政経塾

5月17日(土)午後6時より国際文化会館ハイブリットで開催

参加者は23名

第一講義 「選択的夫婦別姓」

講師 円 より子さん 衆議院議員

 

 

 

「時代を視る」から抜粋

円さんは、第217回の国会で審議を経て実現が期待されていた「選択的夫婦別姓」について解説をしてくれました。「法制審議会が導入すべきであると答申をしたのは、1996年です。つまり今に至る29年間も審議されることなく放置されてきました」と言い、1997年に民法の一部を改正する法案を国会にはじめて提出した発議者(4名。賛成者は超党派議員の15名)の一人として、審議放置されてきた背景と現在の状況を説明しました。円さんは近年盛んに言われている「通称使用」の拡大で夫婦別姓を避けられるという意見に対しては、ずばり「限界があります」と言います。通称使用の都度、身分証や戸籍謄本の提出を言われることの不条理があり、海外では通称使用が認められていないなど、通称使用をもってしてもクリアできることの少なさを洗い出しました。そもそも自民党は法案提出を見送り、公明党も足並みをそろえています。一方、野党の法案も一本化できず、結局継続審議となっています。今秋の臨時国会ではどうなるか、しっかりと見ていきたいと思います。

 

第二講義 「スマホで入手できる時代を生かした女性誌への挑戦」

講師 川口 由貴さん  婦人公論編集長